どうも。りんたろうです。
今日は平成の最後に突如現れた退職代行について少し考えてみたいと思います。
もう知らない人はいないと思いますが、会社を辞めるにあたって通常は会社と話合いの後に退職願を提出し引き継ぎを経て退職していくというのが今までは普通だったと思います。
それが現在はその辞めるという行為すら自分で行わなくて済むようになったと。
主にブラック企業に勤めている方で辞めたくても辞められない人たちがお金を払って強制的に会社を去るツールとして非常に注目を集めているようです。
令和の10連休中にはさばききれないほどの問合せあったようで、経営者の方が辞めたいと漏らすほどだったとか。
今回はこの退職代行をつかうべきか否かについて僕が思った事を話していきたいと思います。
- 退職代行を使うべき人・そうでない人
- 退職代行を使われた企業側が思う事
- これからの転職に関して
退職代行を使うべき人・そうでない人
まずこの代行サービスですが、実際どのような事までやってくれるのか少し調べました。この記事を書いている現在では退職したいがその意思を伝えられない方に代わって代行業者が退職の意思を伝えるのが主なサービスで退職に必要な書類や手続きは基本的に自分で行う必要があります。
様々な業者がでてきており、弁護士がおこなっている場合もあればそういった資格を持たずに営業している代行業者もあります。
法的には今現在はとくに問題ない行為のようですが、今後規制される可能性は十分あると感じます。
ある程度の準備をした上で代行業者に支払い(3万円から5万円程度)を行い、次の日からは自由の身となるわけです。
実際にこういったサービスを使わなければ現職を辞める事ができない方というのはどのような人なのでしょうか。
例えばいくら売らないと辞める事はできないとか。途中で辞めたらその分は自分でその分を補てんしてから辞めなければならないとか。基本的にこういった内容は違法ですし仮にその企業のローカルなルールとしてまかり通っていても、被雇用者はこういった責任を負う事はないと法律的に決められています。
雇用主は無限責任を負いますが、被雇用者は有限責任であり会社に対して意図的に損失を与えたりしない限りそれを補てんさせたり、それを強要させてはいけません。
ただ、知識がなかったりもはや脅迫と取られても仕方ないくらいマインドコントロールされてしまい八方ふさがりの方はこういったサービスを利用するほか退職できないかもしれません。
では次にそうでない人とはどのような人なのか。
おそらく大半はそうでない人の「はず」です。
せっかく大変な思いをして入社した会社なのにこういったサービスに頼ってしまうと後々自分が損をしてしまうと僕は思っています。
次の章では退職代行を使われた側について考えますが、このサービスはこの会社とはもうこの先の人生絶対に関わない、関わりたくないとい気持ちがないと使った際に長い目で見て不利益を被る気がします。
少し話がそれてしまいますが、僕は基本的に会社や初めて会った人などには極力丁寧に接するように心がけています。
これには理由がありまして、出会ったその瞬間は赤の他人であっても何かの機会でその人がキーマンになるかもしれない。また、敵を多くつくるよりも味方が多いほうが困った時に助けてくれる可能性が上がると思うのです。
例えば自分が「あれをしたい」と思ったときその目的を達成させるのに今までの付き合いが良好であれば気兼ねなく相談できますし、実際に利益を生むことだってあります。
これは実体験ですが、現職では苦手な分野が前職では得意分野だった事があり、当時の上司に真っ先に相談した事がありました。
これは良好に退職していなければ気まずさもあり、相談しにくいかと思います。仮にそのような事は気にしないと相談を持ちかけても印象が悪ければ協力してくれない事だってあると思います。
いくら頭で合理的にと考えても人間は感情のある生き物です。「こいつ嫌いだな」って思う人には手助けしようとはなかなか思えないと思うのです。
退職代行を使われた企業側が思う事
先日上司と雑談している際に、この話になりました。
上司としては最初はあっけにとられるだろうけど非常識すぎると怒りが湧いてくるだろうなとの事。また悲しさもあったりと、できれば体験はしたくないと言っていました。
きっとこれ以上でもこれ以下でもないのだと思います。
代行サービスを使った後は基本的に退職者が一方的に退職書類の請求を行ってくることになります。残念ながら退職届として書類を提出されてしまっては会社側はなすすべありません。
残った人たちで何とかするしかないのです。
ただ、会社側も代行サービスを使ってきた人を良く思わないのは言うまでもありませんね。
これからの転職に関して
最後にこれからの転職に関してですが、今のペースでブラック企業が増え続ければこの退職の仕方がスタンダードになるのではないでしょうか。
時間的にもコスト的にも煩わしい思いをせず効率的に転職活動を行う事ができます。
上記で挙げた代行サービスを使った際のデメリットがデメリットでなくなった時あらゆる人がこのサービスを使う事になるでしょうね。
僕個人の気持ちとしてはこういったサービスが出てきた事自体なかなか日本も厳しい環境なんだなって思いますし、できる事ならこういったサービスが使わずに暮らしていければいいなと思います。
今代行サービスを利用しようと思っている方は、今一度立ち止まって何が自分にとって一番のメリットになるのか考えてみてもよいのではないでしょうか。
自分で動いてみると意外な道が開けるかもしれませんしね。
僕も社会に出てからもれなく社畜やってますが、それを脱却したくていろいろ挑戦してみてるわけです。かなり苦しい事もありますし、先が見えないなあって思う事も多々ありますが、やれることはやってみたいと思います。
この記事が誰かの役に立てば幸いです。
それでは、また。